財務諸表

有料老人ホームに入居するとなると、
「一時金」という形で大金を支払うことになります。

 

万が一、すぐに倒産!なんていうことになると
困ってしまいます。

 

入居を考えている有料老人ホームが、
安定した経営をしているかどうかについては、
財務諸表を確認することにより、知ることができます。

 

会社の状態を知るための健康診断書のような役割を果たす
「財務諸表」をチェックして、
その運営主体が安心できるところかどうかについて
確認しましょう。

財務諸表の取り寄せ方

財務諸表は、パンフレットを請求するときに
「財務諸表も一緒に送ってください。」と伝えてみてください。

 

実際には、この段階で見せてくれないホームがほとんどです。

 

しかし、「見せてください。」と伝えることが大切です。

 

では、見せてくれない有料法人ホームは、
入居すべきではない!と、入居ホームの選択肢から外すべきなのでしょうか。

 

先ほども書きましたが、実際には、
パンフレット請求の段階では、見せてくれないホームがほとんどです。

 

ですから、そのときには、「見学のときに見せてください。」と伝え、
見せてもらうようにしてください。

 

そのときに、どうしても見せない!!といわれるような場合は、
入居すべきではないと考える必要がありそうですが、
安定した経営のホームであれば、
見学の時にはきっと見せてくれると思います。

経営状態の確認の仕方

有料老人ホームの経営状態を確認し、
赤字経営が続いているというときは問題を感じずにいられません。

 

しかし、「利益が大きい」方が健全と一概に言うこともできないため、
細かく数字を見ながら、
一歩引いてみてじっくり見てみることが必要です。

 

経営状態をみるときは、
「収益性があるかどうか」、「長期支払い能力があるかどうか」、
「経営効率はどうか」について確認をしましょう。

 

収益性があるかどうか

 

営業利益が+で、売上高対営業利益率が2%以上であればよいと思います。

 

収益性があるかどうかについては、
営業収入(売上高)の今年度、前年度の数字をみて、
数字が伸びているかを確認しましょう。

 

また、「営業利益÷営業収入」をしてみると、
「営業収入対営業利益率(売上高対営業利益率)が分かり、
その運営主体の営業力を知ることができます。

 

サービス業の平均としては10%ほどです。

 

しかし、介護事業では、国の報酬が低く抑えられているので、
低収入です。

 

訪問介護事業以外のサービスを含め、
業界でNO.1のニチイ学館であっても、
介護事業の営業利益率は2.3%くらいです。

 

ですから、有料老人ホームで
10%というのはとてもつもない数値であることが分かります。

 

しかし、利益が最終的に赤字であっても、
営業利益が+であれば、
企業存続の可能性は高いです。

 

これは、他社より高い営業努力やリストラをしていると
見ることができるでしょう。

 

長期支払い能力があるかどうか

 

長期支払い能力があるかどうかについては、
「自己資本÷総資本」×100で「自己資本比率」をチェックします。

 

これによって財務体制の安定度を見ることができ、
パーセントが高いほど、財務体質が安定しているといえます。

 

自己資本比率は、50%が理想的ですが、
30%以上あれば良いと見ることができます。

 

短期支払い能力があるかどうかについては、
「流動比率」で確認します。

 

経営効率はどうか

 

経営効率は、「自己資本当期純利益率」で確認します。

 

自己資本当期純利益を見ると、
株主が拠出した自己資本を利用し、
いかに効率よく利益を上げたかが分かります。

 

自己資本当期純利益は、15%以上あれば良しとみてよいでしょう。